骨董品とはロマンなんだろうか?

骨董品とは、希少価値のある古美術や古道具のことです。フランス語ではアンティークなどともいいますよね。古いだけで、何の役にも立たない時代遅れのものやがらくたを指して骨董品と呼ぶこともあります。

骨董品の定義は日本では決してはっきりしているわけでもなく、個人の主観によるところが大きいのですが、欧米ではアメリカ合衆国で1934年に制定された通商関税法に記された、製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品というものを定義としていることが多いです。世界的に認知されている骨董品であれば、通商関税法の定めにのっとっていることがほとんどでしょう。

骨董品をコレクションしている人はたくさんいます。何が人を骨董品に惹き付けるのでしょうか。古美術商というのはたくさんいるものですが、現在古美術商である人で元々陶芸家や美術家になりたかった人というのは非常に多かったわけです。
ですが、芸術の世界というのは皆さんもご存知の通り非常に厳しい世界です。芸術そのもので生活することができるのは一握りで、ほとんどの人は芸術家を志しても食えない世界です。そういう世界を目の当たりにして、ほとんどの人は芸術で生活していくことに挫折してしまうわけですが、挫折しつつもなんとしてでも芸術に関わっていきたいと願う人が、古美術商になって骨董品を扱ったりするんですね。

ただし、骨董品を売買する古美術商ともなると、本来ロマンであった骨董品がビジネスの種となってしまいます。それが悲しいことなのか、喜ばしいことなのかは分かりませんが、ひとつだけ確実なことは趣味で骨董品を見ていたときとは違うまなざしが必要なのは事実です。真贋を見極めないと、非常に多大な損をするでしょうし、骨董品を商いする人間としては3流のレッテルを貼られ、とても古美術を扱う人間としてはやっていけなくなります。厳しいですよね。しかし、それが商いとするということです。

趣味の目線とビジネスとしての目線は違うということです。それはどこから食い違ってくるかというと、やはり失敗が許されるか、許されないかでしょうか。何がいいたいかというと、今現在骨董品に趣味として接している人がビジネスとしての目線を骨董品にむけるようになると、それはまったく別のものとなるということです。もし、骨董品を商売としたいと考えるのであれば、今とは全く違った姿勢で骨董品と向き合わざるを得ないということを心してください。

骨董品にどのような目線で向き合うかによって、骨董品は全く変わった価値を持つようになると説きたかったのですが、いささか話が脱線してしまったかもしれません。もしそう感じたなら、ごめんなさい。